今日の日経新聞の記事で
ランニングの考え方、志向に対しての興味深い記事がありました。
ある日本のクラブチームで指導しているカナダ人のランニングコーチが
指導をしながら感じているのは
日本の市民ランナーは非常にシリアスで、
タイムにこだわる人が多いことだという。続けて
「米国ではエリートランナーがどれくらいのタイムで走るか知らないランナーが多い。興味がないんです。
ライアン・ホールが2時間4分台で走っても『それは彼に才能があるだけ。オレのほうが努力している』など
と本気で話す。他人をリスペクトしないというか、みんな、自分のほうがすごいと思っている。」少し笑ってしまいました。
一言でいってしまえば文化の違いですが、米国の市民ランナーは
それだけ自分本位の本気度が高いともいえると思います。
さてそんな中
お客様で足裏の痛みをお持ちの方がいらっしゃいます。
Yさん
男性 30歳台
ハーフ1時間22分台
フル 3時間10分台
「半年からなんとなく足の裏が痛い時があった。」
「長い距離を走り終わった後は痛むが次の日には痛みが取れた。
「しかしここ2週間くらい痛みが取れにくくなった。」
「当初は足を着くだけでも痛みがでた。」
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足裏の痛み・・・・・・足底筋膜炎など
もちろん個体差はありますが、当院でも
を複数の方を治療をしていますが、慢性化、長期化しやすいです。
単純なメカニズムとしては
足底筋膜、もしくは足底の筋への過度な伸張ストレスによる
軟部組織の微細断裂による炎症と定義ができます。
慢性化、陳旧化しやすい外傷です。
トレーニングをしていなくても立っているだけで
負荷がかかる場所ですからね。
それだけに敏感になってきてしまい、ランニングを
再開しても着地が怖いという方も多いです。
程度にもよりますが、「怖いまま」走り続けると他の
場所に影響がでることも多いです。
「では、もうそこまでして走る事ないのでは?」
「身体に不調をきたしてまで走るのは健康的ではない」
という意見もありますが、結局ランナーにとって
走る事はテレビゲームなどと同じかもしれません。
「多少目が悪くなっても、夜更かししてもやっちゃう」
「続編がでたら同じようなゲームだけど買っちゃう」
若干乱暴なまとめ方です。あしからず。
閑話休題
Yさん続き
・静的アライメントの特徴
両側いわゆるハイアーチ
患側母趾外反角 増強
患側レッグヒールアライメント 回内
・可動域の特徴
患側股関節:内旋制限あり
患側足関節:背屈制限あり
・ムーブメントの特徴
患側フットストライク時:股関節外旋強い
患側ミッドサポート~テイクオフ:膝関節外反傾向強い
患側フォロースルー時:股関節外旋強い
なんとなく特徴的な走りです。
教科書的に身体の要因が外傷に結びつく
こともありますし、そうでないこともあります。
①患部自体の痛みに対しての対応
②患部周囲の筋への対応(アーチ保持、ウィンドラス、足趾)
③足~膝~股関節への対応
④着地、蹴り出しのイメージの対応
まる
いくつか段階的かつ並行して行う形になります。
まずは①です!

長くなったので足裏の痛み~足底筋膜炎についてはまた今度
続きを書いていきますね。
そうそうナゴヤドームリレーマラソン参加された
皆様、お疲れ様でした!
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リライズ鍼灸院
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